京都の相続対策に強い弁護士・法律事務所

  • 初回30分相談無料
  • 075-257-2520受付時間 9:00~20:00
  • 受付時間外でも予約で相談可
  • お問い合わせ

遺言書コラム一覧

遺言書コラム一覧

弁護士に検認を依頼するメリット

机の引き出しから遺言書が出てきた……このような場合、勝手に遺言書の封を開けてはいけません。遺言書の中身が気になる方も多いかもしれませんが、自宅で見つかった遺言書については開封前に「検認」という手続が必要です。   検認は家庭裁判所が行う手続 遺言書が見つかったときは、速やかに家庭裁判所に検認の手続を請求しなければなりません。 検認は、遺言書の存在などを確認す・・・

公正証書のススメ

1 はじめに  当事務所では,遺言作成のご依頼があった際に,特に遺言方法の指定がない限りは「公正証書」(遺言者の代わりに公証人が作成する遺言書)を勧めております。  公正証書の手続きは「公証人役場」で行われます。私も,御池通沿いにある京都市の公証役場はもちろん,宇治市や大阪,神戸,そして,自身が東京出身ということもあり,東京の公証役場(銀座と練馬)に手続きに・・・

相続人の廃除

1 はじめに     例えば,あるお父さんが自分の子から虐待を受けており,父としてはその子に対して絶対に遺産を渡したくないと思ったとします。そのため,父は,遺言書において,子ではない第三者に遺産を全て遺贈することにしました。しかし,子は遺留分を持っているため,相続欠格事由がなければ父の遺産の一部を取得することができます。そんな場合に考えられるのが「・・・

遺言執行者

1 はじめに     これまで遺言の種類や活用方法,遺言のない場合の相続についていろいろと説明してきましたが,今回は遺言執行者についてお話いたします。     2 遺言執行者とは     「遺言を残せばあとは自動的に遺言の内容に従って遺産が処理される」という単純なものではないことは想像がつくと思います。ただ,実際にどの・・・

遺言書がない場合の相続

1 はじめに     「私の家庭は円満だし,きちんと遺産分割をしてくれるだろうから遺言書を残す必要はないだろう。」と考えて遺言を作成されない人が割と多くいらっしゃいます。今回は,遺言書がない場合の相続処理についてお話ししましょう。     2 法定相続     遺言書がない場合,法律に従って相続人割合が決まります。つま・・・

遺言の無効・取消し・撤回

  1 はじめに     遺言を法律で定められた要式に従って作成しさえすれば,効力が認められるので大丈夫!かというと,決してそうではありません。強迫されたり騙されたりして作成した遺言書の場合は遺言の取消しがなされる可能性がありますし,錯誤に基づいて遺言をすれば無効になることもあります。   また,遺言を作成したものの,その後に親族間でトラ・・・

遺言作成の留意点

1 はじめに     遺産を巡って相続争いが起こるというのは珍しい話ではありません。もしもあなたが相続人や受遺者のためを思って,生前から遺産の整理をし,希望通りの分配ができるように遺言を残しておいたとします。しかし,その内容が中途半端であったり要式が守られていなかったりすれば,却って相続人や受遺者との間の紛争につながるおそれがあります。   そうな・・・

遺言によってできること,できないこと

1 はじめに     遺言に何を記載するのかを考えるときには,どのような文言で表現すべきなのかということの他に,「この記載によって実際にどのような効果が発生するのか」というところまで考慮する必要があります。   遺言は単独行為であるため,遺言者の一方的な意思によって内容を決めることができます。しかし,遺言の内容がどのようなものでも法的な効果が生じて・・・

弁護士を遺言執行者に指定しておくことのメリット

1 はじめに    遺言の内容に従って,誰が遺産に関する手続きをするのでしょうか。相続人全員で手続きをすることもありますが,相続というものは一生のうちに何度も経験することではないので,慣れない手続きを適切に行える人は少ないと思います。また,相続人の間でケンカになれば,相続に関する手続きが滞る可能性もあります。  そこで,遺言者は,遺言書において,遺・・・

遺言の種類

1 はじめに   遺言という言葉を聞いたことがある人は多いと思います。遺言は,一般的には「ゆいごん」と読まれることが多いですが,法律用語としては「いごん」と読みます。遺言について何となくは知っていても,どのような種類の遺言があるかは分からないという人がほとんどではないでしょうか。今回は,遺言の種類,つまり遺言の方式について説明いたします。 2 遺言の方式  ・・・